売ってくれない皿もある
2025-10-13


地元の陶芸作家の方に誘っていただき
薪窯で陶器を焼くところを見学してきました。

始めて見るものは新鮮で興味深い物が色々転がっていて
全部作家さんに質問できる事が本当に楽しいです。

現場で継続して作品を作っている人には情熱と愛情がありますね。

Youtuberになった友人が動画の中で語っていた事で
「修理箇所を見ると当時のお財布事情が見えてくる」
というものがあったのですが、とても共感してしまいました。

30年コツコツ自分で修理していくと
金銭的な問題だけでなく世の中の変化もあって
部品が手に入りやすくなったり修理の情報が増えたり
日記か何かのように日々の積み重ねがバイクに宿っていきます。
思想や趣味が変わった事が見える部分もあって、もはや自分自身というか・・・。

そういう部分が増えれば増えるほど、もはや作品になっていきます。
それが例え純正の部品でもそこに思想が見えるようになるので。

作家さんの作った皿を扱う時とても丁寧に扱います。
しかしその時、そもそも他の皿も同じように扱うべきでは?と思います。

無意識のうちに選別して雑に扱っていい物を所有している。

そんな物の買い方は不健全だし思想に反する気がします。
大切にしたい良い物ばかりに囲まれて暮らしたいですね。
[店主日記]

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