サイゴン歓楽
2009-08-29


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留守番電話と商品問い合わせメールをチェックしてお客様へのご迷惑っぷりを実感しておりますが、無事ベトナムより帰国しました。旅行の思い出というのはまとめるのが難しく、シナプス次第という所があるので今後小出ししていくと思います。

ホーチミンにて外資系の企業の数や建設中の高層ビルを見ていると、今後の日本を想像し恐怖と絶望しか感じませんが、のん気に生きている現状に感謝して満喫してきました。数えるのが面倒な程空にクレーンがそびえ立つ様子、デパート・スーパーに居る大勢の人。活き活きと生きている街には歴史と穏やかな人々が。

こんにちは。調子こいて今朝もベトナムコーヒーを飲んで出勤のモジュール店主です。3年振りの海外はもう少し緊張するかと思いましたがあらゆるものが揺るみっぱなしで唯々楽しい日々でした。しばらくの滞在でしたが、妙に車・バイクの運転がしたくなったり、湿っぽい音楽が聴きたくなったり、ドラムを叩きたくなったり、持って行かなかった服が着たくなったり。他の欲求はどこに居てもなんとでもなるようです。

さて、車のドアを閉めエンジンをかけて音楽がなった瞬間「帰ってきたなぁ。」と思いました。日本のような道路族が存在しないのか、道路事情は日本より悪いのでデコボコ道を低速走行するなら日本車が扱いやすいだろうなと思いながらトヨタのタクシーに乗ってました。しかしフィアットのCMはよく見るし、ベンツ・BMWは街でも見かけるし、ディーラーも多かったです。フィアットのCMが多いのはベトナムの車メーカーが提携してるからかもしれません。

固めの足回りを快適だなんて言えるのは道路族のおかげなんだなと実感しました。リジッドやハードテールのチョッパーを楽しめるのなんて、完全に道路族のおかげですよ。

しかし、旅先では必ずマッサージに行く店主ですが、ベトナムでは毎日行ってしまいました。今まで行ったアジアのどの国よりも丁寧で、あまりに気持ち良くて毎日通ってしまいました。ローカルな雰囲気満点の「仕事は!?」と聞きたくなるおっさんだらけのクラシカルなカフェでも、団体のおっさんが昼食を食べてるフォー屋さんでも、デパートのフードコートでも、とにかく皆が穏やかで親切なのでストレスが全くありませんでしたが、仕事に対して真面目だったり人柄が良かったり、それがベトナムの発展につながる様な気がします。

正直「日本はもう厳しいかもな。」と思う事も多かったですが、日本人の会社員相手っぽいクラブ(女性が接客する方の)だらけの通りを見つけて少し安心しました。タイのバンコクにはハッポン通りという風俗街がありますが、ハッポンというのは「日本」の事なんです。その街よりはずっと穏やかなたたずまいの街でしたが、日本人の相手なんかしてもお金にならない時代になったら街の様子も変わるんだろうな、と思って見てました。マッサージのスタッフも1人は東京へ行きたいと言っていましたが、もう1人は上海に行きたいと言っていたようです。

バンコクの風俗街に日本の国名をつけられているからとガッカリする事はないんですよ。ソイカウボーイ(ソイは通りって意味です)なんて所もあるんですから。街の大きさは国土に反してハッポン>カウボーイですが(笑)

まぁ、そんな事をいろいろ考えさせられるホーチミンの風景でしたが、帰国して電車の電光掲示板に書かれたニュースはCPI下落・自殺者増加など現実感タップリな内容ばかり。

ただ、改めて「時間」を財産として有意義に使いたいなと思いました。贅沢な時間を作るのは自分次第。時間が作るのは経験と歴史。穏やかな時間が育てるのは穏やかな人。

そんな事を実家の仏壇のりんを鳴らした時に思いました。自宅の観葉植物に水をやったり、お店のメダカに餌をやるように仏壇に毎朝お供え物をするなんて時間が無いとできませんからね。りんを鳴らしたのは単なる好奇心なんですが。
[店主日記]

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